くまの素(くまのもと)は玉名・荒尾・山鹿・菊池の観光、日帰り・立ち寄り・宿泊温泉、ランチ、グルメ、おみやげ情報が満載

いいもの いいとこ vol.2

いいもの いいとこバックナンバー

熊本県北の旬の見所・観光スポットを紹介するコーナー。ぶらっと遊べる周辺の立ち寄り所も紹介しています。今回は「「石炭のまち」として栄えた『万田坑』周辺を歩く!!」です。

荒尾「石炭のまち」として栄えた『万田坑』周辺を歩く!!

熊本県と福岡県の県境に位置し、荒尾市と大牟田市にまたがる「万田坑」は、三池炭鉱において近代的の技術導入において重要な役割を果たしました。

三池炭鉱の発見は、1469(文明元)年(室町時代)にさかのぼり、福岡県南部の稲荷山(とうかやま)で火を焚いていたところ、石炭が地上に頭を出していたために急に威勢よく燃えだし、「燃える石」として人々を驚かせました。江戸時代には、柳川藩家老の小野氏が採掘を開始し、主に瀬戸内地方の製塩用の燃料として販売した記録が残されています。
明治になり、官営だった三池炭鉱は1889(明治22)年に、入札により三井に経営が移されました。「万田坑」は、三池炭鉱の中でも勝立坑(福岡県)に続き、宮原坑とともに三井によって開かれた主力坑で、当時わが国の炭鉱技術の模範とするべく、三井が総力をあげて整備した坑口です。

  • 万田坑

三池炭鉱は、その立地から、台風、湧水、地震など自然条件に悩まされる課題がたくさんありました。その中で、三井は莫大な予算を使い、マサチューセッツ工科大学で最新の鉱山技術を修得してきた團琢磨(だんたくま)氏の持つノウハウによって、先に創業していた勝立坑(かったちこう)の湧水対策を克服しました。三池炭鉱は石炭1トンを採掘するに10トンの水が湧出しており、その水対策が、「万田坑」をはじめその後の坑口の開発に役立ちました。「万田坑」での採炭を終了した後も、坑内に溜まる水を揚げたポンプ施設を見学することができます。
その團氏が民営化された「万田坑」の技術責任者に就き、「万田坑」は明治後期から昭和初期にかけて、日本の近代化を支える炭鉱として活躍しました。「万田坑」の最大の特徴は、櫓が総鋼鉄製ということで、イギリス製の鋼材が使われています。それまでは、主要な柱などだけに鋼鉄が使われ、ほとんどが木製でした。ましてや民間企業の建物でこのようなものは他になく、三井がいかに力を入れて開発しようとしていたかがうかがえます。また、「万田坑」のシンボルとして見ることのできる櫓は第2竪坑で、数十メートル離れたところに第1竪坑跡が残されています。第1竪坑は石炭の採出、第2竪坑は人の出入と、その機能を明確に分けて使用していたのも「万田坑」の特徴の一つです。第2竪坑の近くには、地下270mの作業所に炭鉱マンを下す、25人乗りのケージが残されています。約1分間で移動していたそうですが、かなり窮屈だったのではないかと思われるケージです。

万田坑の開発が始まるころから、荒尾、大牟田地区は大きく変化し、賑わいをみせます。炭鉱専用列車の三池鉄道が開通し、三池港が開港しました。関連する施設が計画的に作られ、一連の『コンビナート』が開発されました。開発の指導者だった團氏は、「石炭がエネルギー源として重宝されるのは100年。港を作っておくと石炭が衰退してもこの地の人々が生きていける」と先見の目を持ち、遠浅で港を作るにはいくつもの問題を抱える地でしたが、熱心に都市開発にあたりました。
蒸気機関全盛だったころの「万田坑」の景観は最大規模で、耐熱煉瓦づくり3本とコンクリートづくりが2本、計5本の煙突が立ち並びました。三池炭鉱節にある「あんまり煙突が高いので、さぞやお月さんも煙たかたろ」という一節も、この景観から生まれたのでしょう。
また、当時一般の家庭ではランプやろうそくを使用していましたが、“炭住”と呼ばれる炭鉱で働く人々の住宅街には、電気が引かれて水道が通っており、3交代制の不規則で過酷な労働とひきかえに、近代的な生活を送ることができました。

  • 万田坑

昭和期に入ると、「万田坑」は最盛期を迎え、特に第2次世界大戦、1950(昭和25)年の朝鮮戦争時は、軍艦や戦闘機、弾丸の製造に欠かせないものとして、需要が高まりました。しかし、翌年1951(昭和26)年には採炭効率が低下したために採炭を終了し、1997(平成9)年に三井三池炭鉱が閉山するまで、坑内メンテナンスのための施設となりました。
「万田坑」は、1998(平成10)年5月に炭鉱施設としては初めて、国の重要文化財に指定されます。そして、2000(平成12)年1月に国指定史跡、2009(平成21)年1月に「九州・山口の近代化の遺産群」としてユネスコ世界遺産暫定一覧に登録されました。

万田坑 山ノ神祭祀施設(やまのかみさいししせつ)

山ノ神祭祀施設
(やまのかみさいししせつ)

万田坑で働く人々の安全を祈願し、1916(大正5)年に大山祇神(おおやまづみのかみ)を分祀したものです。炭鉱マンは入坑前に作業の無事を願って拝礼しました。(国重要文化財)

万田坑 倉庫及びポンプ室

倉庫及びポンプ室
建設当初は坑内の換気を行う扇風機室。その後、倉庫、および坑内から汲み揚げた湧水を送水するポンプ室となりました。(国重要文化財)

万田坑 事務所(旧扇風機室)

事務所(旧扇風機室)
建設当初は坑内の換気を行う扇風機室、閉坑後は1階は更衣室、2階は事務室と坑内の管理室として利用。ここにある机や棚などはすべて敷地内にある「職場」で作られていました。(国重要文化財)

万田坑 安全燈室

安全燈室
建設当初は坑内の換気を行う扇風機を動かす機械室として利用。閉坑に伴い、安全燈室に。(国重要文化財)

万田坑 第2竪坑坑口

第2竪坑坑口
炭鉱マンの昇降や機材などの搬入・搬出および坑内の換気や排水を行うための施設。坑口から約270mの坑底まで約1分で昇降しました。

万田坑 ケージ

ケージ
炭鉱マンを25人乗せて昇降したケージ(エレベーター式のかご)。25人乗ると大変窮屈だったと思われます。

万田坑 第2竪坑巻揚機室

第2竪坑巻揚機室
炭鉱マンを乗せた昇降したケージを動かしていた巻揚機、3段階に切り替えて、重いケージを昇降させていました。(国重要文化財)

万田坑 第2竪坑櫓

第2竪坑櫓
万田坑のシンボルです。世界遺産暫定一覧に登録に伴い、保存修理が行われ、見違えるほどぴかぴかに。(国重要文化財)

万田坑 第1竪坑口跡

第1竪坑口跡
直接石炭を採掘していた施設。深さは273m、安全対策用に金網が張ってありますが、そばに立つと足がすくみます。

インフォメーション
万田坑の見学をされる場合、ボランティアガイドの万田坑ファン倶楽部が案内します。炭鉱マンOBの方もいて、炭鉱生活の大変だったこと、楽しかったことなどエピソードなども話してもらえます。
【定時ガイド】土日祝日:10:00〜、11:30〜、12:00〜、13:30〜、14:00〜/平日:10:00〜、12:00〜、13:30〜、14:00〜
お問い合わせは、万田坑ステーション
〒864-0001 熊本県荒尾市原万田200-2 TEL 0968-57-9155/FAX 0968-57-9156
開坑時間:9:30〜17:00/休坑日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)/12月29日〜1月3日/P:あり/料金:大人400円、高校生300円、小中学生200円、小学生未満無料(※団体20名以上 上記金額より2割引)
お問い合わせは、荒尾市社会教育課 世界遺産推進室
TEL:0968-63-1681/FAX:0968-62-1218

周辺のおすすめスポット

■ いいもの いいとこ 万田抗周辺情報
■ 見どころ
■ 体験・遊べるところ
■ おみやげ
■ちょっと一服

アイコンにカーソルをあてると、店名が表示されます。

見どころ

万田坑ステーション
【01】万田坑ステーション

国指定重要文化財「万田坑」の案内役万田坑ステーションは、平成21年4月26日にオープン。ここには、1939(昭和14)年ころの万田坑施設全体を復元した模型、万田坑の最盛時代を思わせる写真などのパネル、映像、万田第二竪坑櫓の部材など、万田坑に関する歴史を知ることができます。
石炭ストラップや万田坑を描いた絵手紙のはがきなど、「万田坑グッズ」を販売する売店も併設しています。

万田坑ステーション
〒864-0001 熊本県荒尾市原万田200番地2
  • TEL:0968-57-9155/
  • FAX:0968-57-9156/
  • 開館時間:9:30〜17:00/
  • 閉館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)12月29日〜1月3日/
  • P:あり
料金:無料

△ スポット一覧

宮崎兄弟の生家 資料館
【02】宮崎兄弟の生家 資料館

孫文の三民主義と中国辛亥革命に影響を与えた宮崎兄弟、
近代中国における「坂本龍馬」的存在の滔天
明治時代、さまざまな社会活動に献身した、宮崎4兄弟(二男八郎、六男民蔵、七男彌蔵(やぞう)、八男寅蔵=滔天(とうてん))が過ごした生家。辛亥革命前、亡命中の孫文は、滔天にかくまわれ、この家で数日を過ごしました。宮崎家は、父政賢は自由を愛し名利を憎み、母佐喜も教育熱心で「畳の上に死するは男子何よりの恥辱」との教育から、反骨精神がたくましく、弱者に対して同情心が強い兄弟が育ちました。

宮崎兄弟の生家 資料館
〒864-0041 熊本県荒尾市荒尾949-1
  • TEL:0968-63-2595/
  • 開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)/
  • 閉館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(ただしその日が日曜の場合を除く)、12月28日〜1月4日/
  • P:あり
入館料:小・中学生100円、一般(高校生以上)210円
※団体割引有り

△ スポット一覧

体験・遊べるところ

荒尾総合文化センター子ども科学館
【03】荒尾総合文化センター子ども科学館

身近な科学情報から人工衛星にいたるまで39点の展示品乗り物、電化製品からコンピュータやエレクトロニクス、人工衛星まで、理工系を中心とした科学の原理、原則を紹介。「古代の火から未来の火まで」をテーマに、科学技術やその原動力としてのエネルギーについて、自分で触ったり、動かしたりして、遊びながら親しみやすく、分かりやすく、学習できるようになっています。幼いお子さんから大人まで楽しめる施設です。

荒尾総合文化センター子ども科学館
〒864-0041 熊本県荒尾市荒尾4186-19
  • TEL:0968-66-4111/
  • FAX:0968-66-4115/
  • 開館時間:9:00〜17:00/
  • 休館日:毎週火曜(祝日の場合は翌日)、12月28日〜1月4日/
  • P:あり
入場料:小・中学生100円、高校生150円、大人210円
※団体割引有り

△ スポット一覧

荒尾競馬場
【04】荒尾競馬場

海の見える風光明媚な競馬場として名高い荒尾競馬場スタンドは西向きでコースの向こう側は、左手に雲仙普賢岳、右手には四ツ山、正面には有明海が一面に広がります。有明海の青とダートの白のコントラストが美しく、四季折々に表情を変える雲仙の姿を味わえます。また、馬やジョッキーとの距離がとても近いなど、ほかの競馬場では味わえない魅力がたくさんあります。ただし西向きだけに夏場の午後の日差しは厳しいのでご注意を。女性には特別観覧席もおすすめ。

荒尾競馬場
〒864-0003 熊本県荒尾市宮内出目72
  • TEL:0968-62-2210/
  • 開門時間:9:30/
  • 第一競争発走時間:11:00/
  • 最終競争発送時間:16:15〜50/
  • 特別観覧席:700席/
  • P:有料・無料あり
席料:500円
※別途競馬場入場料100円(税込)が必要です。

△ スポット一覧

小岱工芸館
【05】小岱工芸館

地元の伝統産業を市民に親しんでもらうための工芸館。電動ろくろを使った伝統の小代焼作陶体験ができ、定期的に陶芸教室を開いています。

小岱工芸館
〒864-0163 熊本県荒尾市野原1523(野原八幡宮そば)
  • TEL:0968-68-7400/
  • 開館時間:9:30〜21:30/
  • 休館日:月曜、12月29日〜1月3日/
  • 作陶体験受付:9:30〜15:00/
  • P:あり
作陶体験料:1人1,500円
特集『伝統ある小代焼の陶芸一日体験』

△ スポット一覧

おみやげ

荒尾かぶれ
【06】荒尾かぶれ

荒尾市内の和・洋菓子の職人5人が、自分たちのまちの顔となるお菓子を作ろうと、「創作菓子 荒尾一心会」を立ち上げ、荒尾を思う心を1つ1つの菓子に込めています。その中から、荒尾梨を使ったお菓子と万田坑をモチーフにしたお菓子を紹介します。
「創作菓子 荒尾一心会」…(a)まえひろ洋菓子店、(b)亀屋、(c)パティスリーヒマキ、(d)カプルス、(e)ふくやまベーカリー
販売は、荒尾市観光物産館、万田坑ステーション売店で。

梨のお菓子いろいろ
荒尾梨のフリアン110円(a)、荒尾梨ゼリー180円(a)、梨やま130円(b)、荒尾梨のプチマフィン150円(c)、梨の焼菓子170円(c)、荒尾きゃらめる梨参道150円(d)、梨箱むすめ150円(d)、梨じゅれ180円(d)
万田坑をモチーフにしたお菓子
万田坑石炭クッキー300円(a)、万田坑石炭まんじゅう110円(a)、万田坑レーズンサブレ140円(a)、万田坑マーブルケーキ140円(a)、ゴッド炭190円(a)、万田坑物語110円(b)

△ スポット一覧

Kデザイン
【07】Kデザイン

かわいい小物が充実。
プレゼントにも最適の品が揃っています。
設計事務所と併設する雑貨店。店頭にはかわいい小物が並んでいますが、オーダーカーテンやオリジナル家具の調達にも相談にのってくれます。キッチン周り、ハブリックス、アクセサリーとセレクトショップならではの個性的な商品が勢ぞろい。見るだけでも楽しいお店です。パーティ向けの秋らしい髪飾りも揃っていますよ。

Kデザイン
〒864-0012 熊本県荒尾市本井手1558−117メゾン・ド・緑ヶ丘1F
  • TEL:0968-66-1199/
  • 営業時間:10:00〜19:00/
  • 休:なし/
  • P:あり
サポーターページを見る

△ スポット一覧

青研
【08】青研

商店街の空き店舗を活用し、地域の物産を販売する地域密着の店農産物直売所兼研究拠点施設「青研(青空研究室)」では、ワインの製造販売をはじめ、地域再生事業で商品開発された、焼き海苔や自家焙煎コーヒーなど、特産品や生鮮品を販売。地域の人にとっても欠かせない店になっています。
⇒物産館のページ

青研
〒864-0032 熊本県荒尾市増永2000−15
  • TEL:0968-62-3446/
  • 営業時間:9:00〜17:00/
  • 休:日曜、祝日、盆、年末年始/
  • P:7台

△ スポット一覧

荒尾市観光物産館
【09】荒尾市観光物産館

荒尾の特産品を「オリジナルギフトボックス」にいっぱい詰めて特産品であるナシやミカン、海苔などを使った地元のさまざまな加工品と、国指定伝統工芸品である小代焼きなどを1つのギフトボックスに詰め合わせることができます。お土産やギフトだけでなく、引き出物などにも喜ばれています。
⇒物産館のページ

荒尾市観光物産館
〒864-0033 熊本県荒尾市緑ケ丘1丁目1-2
  • TEL:0968-66-0939/
  • FAX:0968-66-1120/
  • 営:10:00〜18:00/
  • 休:毎週火曜(祝日の場合は翌日)年末年始/
  • P:あり

△ スポット一覧

ちょっと一服

シャ・ラ・ラ
【10】シャ・ラ・ラ

99種類のパフェが勢ぞろい!!
パフェ食べるならシャ・ラ・ラ♪
イチゴやチョコ、コーヒーゼリーを素材にした定番から、季節の果物を使ったパフェなど常時99種類のパフェが楽しめます。秋はマロンや紫いもを使ったパフェがおすすめ。定番で人気が高いのは、イチゴを使ったパフェやチーズケーキキャラメルパフェ…。器の底までアイスクリームが詰まったパフェを食べたあとは、プラス210円で、サイフォンでたてたやさしいコーヒーをゆっくり楽しめます。

シャ・ラ・ラ
〒864-0004 熊本県荒尾市宮内1107-3
  • TEL:0968-64-3825/
  • 営:11:30〜23:00(OS 22:00)、ランチタイム 11:30〜14:30/
  • 休:月曜(祝祭日の場合翌日)/
  • P:あり

△ スポット一覧

近隣のサポーター店

ページトップへ