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「椿油の自然の良さをそこなわない、昔ながらの「玉搾り」が一番です」小代焼ふもと窯 陶芸家 井上泰秋さん

熊本県北の宝もんバックナンバー

熊本県北が誇れる、こだわりのものづくりを紹介するコーナー。観光のおみやげにいかがでしょう。今回は「東製油 東 早苗さん」です。

椿油ほど素晴らしいものはない!その感動を伝えるために丹念な古式製法を続けて70余年。
東製油 東 早苗さん

昔ながらの「玉搾り」で椿油を製造する東製油。奥に細長い町屋造りの作業場は、明治元年に材木商として建てられたものだといいます。広い土間には、大きな油圧機や鋳物でできた玉搾り機など、年季の入った機械の音が力強く響き、そこだけ、時間が止まったような懐かしい空気がたち込めています。

東製油所

椿油の原料になるのは九州一円から集められたやぶ椿の種。乾燥させて細かく挽いた種を蒸して玉搾り機に詰め、油圧をかける昔ながらの方法で、一日に搾れるのは100kg程度。1kgの椿の種からとれる椿油は、わずか350g〜360gです。

東製油所東製油所

「機械搾りなら何割か増えますが、いい成分以外の余分なものまで出てしまう。自然の良さをそこなうような事はしたくありません」と、東さん。低圧でゆっくりと油分を搾り出す「玉締め法」にこだわり続けています。搾った油は、さらに1週間から10日間寝かせ、上澄みだけをすくい取って瓶に詰められます。手間ひまかかるたいへんな作業ですが、自然の風味が生きている椿油は絶品です。

東製油は、今から70年余り前、製油業だった隣家が廃業するにあたって、その設備とノウハウを引き継ぐ形で操業を開始しました。東早苗さんは、その2代目として高校卒業とともにこの道に入り、従来の製法を、ずっと守り続けてきました。しかし、沿道の賑わいが時代とともに消えてゆく中、椿油の受注も徐々に減り、原料となる椿の種も手に入りにくくなっていったのです。「椿油は、一時はすっかり忘れられた存在でしたね」と、東さんは振り返ります。

そんな状況が少しずつ好転し始めたのは、今から20年ほど前。自然志向の消費者が増える中、品質へのこだわりが生協に認められ、さらに、“アトピー肌がよくなった”“シミやシワが薄くなった”“食事に使ったら悪玉コレステロールが下がった”など、品質の良さに惚れこんだ客のクチコミで、全国に販路を広げるまでになりました。「そうは言っても作れる量は知れてますがね…」と、笑う東さん。しかし、自分が搾った最高の椿油が人に喜ばれるのを肌で感じる幸せは、決して小さなものではありません。

東製油所東製油所東製油所

一徹な職人気質から生まれた椿油は、有名モデルも愛用するなど、知る人ぞ知る逸品。今や京都にある老舗の油専門店や、海外にまで名の知れた化粧品販売会社から、指名を受けるまでになりました。自然の生命力を凝縮して、美しい黄金色の輝きを放つ椿油。息子の裕之さんと都会育ちの真由さん夫婦も加わり、代々受け継がれた技を守り続けています。

  • 東製油所

オリーブ油を上回る85%ものオレイン酸やビタミン類、サポニンなど貴重な成分を豊富に含む椿油は、素肌美と健康の強い味方。ほのかな甘みとアーモンドに似た芳香があって胃にもたれないので、食用にも最適です。

* クレンジングオイル代わりに使ったり、乳液や美容液に1?2滴混ぜると、翌日の肌がしっとりツルツルに!!
* 頭皮にすり込んでからシャンプーすると髪も地肌も健康になり、抜け毛対策にも。
* 揚げ油やドレッシングに使えば、高い抗酸化作用で生活習慣病予防に効果的。

天然椿油は55ml 840円・275g 3,780円。県北の物産館などでも購入できます。

お問い合わせ
東製油所
〒865-0042 熊本県玉名市宮原648 TEL:0968-72-3446

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