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「薬草のすばらしさをみんなに伝えて、人も町も元気にしたい」小岱山薬草の会 宮永マス子さん

熊本県北の宝もんバックナンバー

熊本県北が誇れる、こだわりのものづくりを紹介するコーナー。観光のおみやげにいかがでしょう。今回は「小岱山薬草の会 宮永マス子さん」です。

上勝町に続け!健康と生きがいのある町づくりを薬草で。
小岱山薬草の会 宮永マス子さん

熊本県玉名市にある薬草カフェ「たんぽぽ」。料理の主役は、なんと薬草です。
現在のメニューは、県産小麦粉ミナミノメグミにオオバコの粉を練りこんだだご汁のセット(500円)と10種類の薬草を使った薬草カレーセット(800円)、そしてたんぽぽコーヒー(300円)の3種類。
「ここは草を食べさせる店なんですよ」と笑う宮永マス子さんですが、どれも臭みや苦みはなく、薬草=まずそう、という先入観が吹き飛ぶ美味しさ。ほんのり薬草の香ばしさが口に広がります。スタッフの明るさと気さくさに惹かれ、リピーターがいっぱい。お店は、いつもお客さんの笑い声であふれています。

「体にいいだけじゃなく美味しいことが大切。薬草は苦い、マズイというイメージを払拭してもらうために考えた料理は数えきれません」と、宮永さん。料理に使われる薬草のオオバコは、横島の農家のハウスを借りて栽培。他の薬草は、金峰山や天水地区周辺でも採取しますが、生態系への影響に配慮し、決して根っこから採ることはありません。(写真左下は薬草カレーセット、右下はオオバコの天ぷら)

薬草カフェ「たんぽぽ」薬草カフェ「たんぽぽ」

今まではただの雑草として見過ごしてきた薬草の力に、宮永さんが心底惚れ込んでから、もう5年が過ぎました。薬草との出会いは、長洲に住む友人の誘いで崇城大学の薬草園を手入れするボランティア作業に参加したのがきっかけ。その頃、玉名市と崇城大学が地域連携協定で薬草の活用方法を探っていたのを受け、崇城大薬学部の村上光太郎教授の指導のもと、小岱山に自生する薬草を保護し、健康増進と地域や家庭への普及を目的に、2007年秋、14人のメンバーで「小岱山薬草の会」が発足したのです。

「小岱山薬草の会」の活動はさまざま。拠点となる薬草カフェ「たんぽぽ」での薬草料理の提供をはじめ、毎年、春と秋に開催している健康増進のための講演会のほか、「広報たまな」の誌上では2ヶ月に1回、季節の薬草料理のレシピも発表。2007年の秋に作った蛇ヶ谷公園内の薬草園では34種の薬草を栽培し、看板を立ててそれぞれの薬効を紹介しています。また、町のイベントにも積極的に参加して、薬草の料理法とすばらしい効能効果を市民に伝えています。

看板 カラー松尾

知れば知るほど深い魅力に驚かされるという薬草。最近では、旅館の女将さんたちが集まって料理の試作会を開催。来年春の新幹線開通を見据えて、薬草を玉名の名物にしようという気運も高まりを見せています。「昔から身近な知恵として活用されていた薬草が、忘れられてしまうのはもったいない。山の木の葉に商品価値を見出して村おこしに成功した徳島県上勝町のように、薬草で人も町も元気になり、みんながやりがいを持って長生きできることが願いなんです」。薬草に賭ける宮永さんの夢は大きく膨らみます。

「たんぽぽ」では、薬草の販売も行っています。写真上段左からオオバコ(咳止め、利尿など)、蝶豆(抗酸化、アンチエイジング)、ナズナ(出血、生理不順、腹痛、目の充血など)、中段:クズ花(二日酔い、肝機能強化)、下段左からウド(解熱鎮痛、リューマチ、神経痛など)、ゲンノショーコ(下痢止め、整腸など)、メナモミ(動脈硬化の改善、解毒など)
※( )内は薬効です。

蝶豆とクズの花に砂糖と水を加えて1ヶ月以上寝かせた酵母(写真(左))。これを使ってパンやゼリーができます。写真(右)は、色鮮やかなクズの花と蝶豆とオオバコのゼリー。

薬草カフェ「たんぽぽ」薬草カフェ「たんぽぽ」

お問い合わせ
薬草カフェ「たんぽぽ」
〒865-0051 熊本県玉名市繁根木75 サンビル1階 TEL:0968-72-6005
営業時間:11:30?14:30(木曜定休)/駐車場:2台
※薬草や料理について学びたい方はお気軽にご相談ください。

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