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熊本県北の宝もん:おすすめ体験 山鹿:「米米惣門ツアー」

熊本県北の宝もんバックナンバー

更に観光を満喫するのにおすすめの「体験もの」をご紹介するコーナー。今回は「米米惣門ツアー」です。熊本県北の魅力が体感できますョ!

“米”という言葉を通して山鹿の歴史に思いを偲ばせる。

肥後(熊本)を起点に豊前(小倉)に至る「豊前街道」。江戸時代には参勤交代の道として賑わいを見せ、昔から湯のまちであった山鹿は“宿場町” “文化の中心”として栄えました。
ここ国道3号線沿いの山鹿大橋近くの山鹿下町一帯は、旧豊前街道の南の入り口にあたり、今もなお古い町並みにその面影が残っています。
また、菊池川を利用した水運は物流の大動脈として発展し、そのため山鹿は、米をはじめとする物産の集散地としても栄えました。

山鹿の下町

古い町並みが今も残る、山鹿の下町

菊池川の現風景

惣門跡地から見渡す菊池川の現風景

この地域は江戸時代、回船問屋や米問屋、酒蔵などが軒を連ね大変賑わっていたそうです。治安維持のため街道の夜間通行を止める「惣門(そうもん)」が住民たちの手によってつくられました。火の番屋が置かれ、午前6時に門を開け、午後6時になると門を閉め、通行を許さなかったとか。ということで「米米惣門ツアー」なのたそうです。

復元された「惣門」

復元された「惣門」

江戸時代の菊池川流域の貴重な写真

江戸時代の菊池川流域の貴重な写真

まず最初に向かったのは、創業180年の味噌・麹屋さんである「木屋本店」。甘酒、味噌、麹等を製造販売しているお店。見るからに趣のある店構えで、間口が狭く奥行きが長〜い昔ながらの佇まい。奥へ奥へ…長〜いレトロな通路を進んでいくと、突き当たりに広い土間(昔)が広がるひんやりとした麹蔵へ。
麹菌の香りが漂う、懐かしさを思わせるほっとした空間。ここで木屋本店の方が「米米惣門ツアー」の由来や山鹿の歴史についての話、麹にまつわる話など、なかなか興味深い話をして頂きました。また、実物の麹を実際に見ることができ、皆興味津々!麹について、参加者から積極的に質問が飛び交っていました。麹のミニ知識を得てみな大満足。甘酒の試飲もあり、これぞの本物の麹で作った甘酒!といった感じ。さすが麹屋さんの甘酒です。

木屋本店

創業180年の「木屋本店」

発酵させた麹

米麹は手で触るとポロポロ…

続いて向かったのは、明治創業の老舗「千代の園酒造」。徹底して純米酒の質にこだわり、これまで数々の賞を受賞してる格式高い蔵元。
こちらの「酒造り資料館」を見学ということで向かうと、入り口付近のお庭に、昔使われていたと思われる巨大な酒樽を発見!!館内に入ると、昔ながらの酒造りの道具や時代毎のビン・ラベルなど、千代の園酒造の長い歴史が凝縮されていて、見る価値十分!お待ちかねの試飲タイムでは、ここでしか飲めない珍しいお酒など10種類以上の味を楽しむことができます。(運転手はガマンです)

酒造り資料館

「酒造り資料館」の一部

千代の園酒造

千代の園 自慢の品々がズラリ

せんべい工房

せんべい作りに初挑戦!

その後少し歩いて向かったのは、米煎餅の「せんべい工房」。なんと2秒でせんべいが出来上がるということで、早速せんべい作りを体験!
ポン菓子のようなせんべいで、米を鉄板の型に入れ、圧力をかけてグイっとねじると一瞬で出来上がり!おお〜意外と面白い!店主さんのテンポのよい楽しいトークと共に、大人から子供まで楽しめます。

ツアーの最後に訪れたのは、長い歴史を思わせる「光専寺」。入り口にある立派な楼門は、400年もの時を経て今もなお山鹿の街を見守っています。
門の扉の外側は風化でザラザラしていますが、内側を触ってみるとツルツル!この門はずっと開けっぱなしだったので、内側は風化を免れ、当時のままの保存状態なのだとか。
そしてこの楼門に使われている木材は、加藤清正が熊本城をつくった時に、節が多かった為に返品されたもの。熊本城は戦争で2度焼けているので、こちらの門の方が古くなってしまったとのこと。返品されたことで火事を免れ現在に残っているなんて運命ですね?。

それで、このお寺がお米とどういう関係があるかというと、江戸時代の中頃、米で財を築いた米問屋の主人が京都まで出向き、一切経というお経の全巻3000冊を持ち帰り、このお寺に寄進したそうです。なるほど、それでお米にまつわるお寺なんですね。
またこの米問屋の主人、大阪によく出向き、相当羽振りがよかったそうで、境内には大阪の花街から連れてこられたと伝えられる遊女「夕霧」のお墓があります。夕霧さんもここに眠ってるんだ?と思うと何だか不思議な気持ちになりました。歴史を紐解くのって面白い。

楼門の説明

楼門の説明をするせんべい屋のご主人

楼門の説明

へぇ〜と興味深く耳を傾ける参加者

いつの間にか昔の世界にのめり込み、タイムスリップしたかのようなあっという間の1時間でした。ボランティアガイドさん達の活き活きとした話、想像をかき立てる当時のままの建物。参加者たちを引き付ける、魅力たっぷりのツアーになっています。
歴史好きはもちろん、そうじゃない方も歴史の中に足を踏み入れて、その世界に浸ってみませんか。

今回のおみやげは、肥後古代米の「黒米」。古代から栽培していた品種で、栄養が豊富で健康食・美容食として話題の珍しいお米なのだとか。
ツアーの参加費はおみやげ付き(日替わり)で一人500円。約1時間かけて米に縁のある麹屋、酒造店、せんべい屋、お寺を巡るツアーです。1日5回開催されています(水曜日は休み)。案内希望日の前日までにご予約ください。

お問い合わせ・お申し込み先
山鹿温泉観光協会TEL:0968-43-2952

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