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熊本県北の宝もん:おすすめ体験 荒尾:伝統ある小代焼の陶芸一日体験

熊本県北の宝もんバックナンバー

更に観光を満喫するのにおすすめの「体験もの」をご紹介するコーナー。今回は「伝統ある小代焼の陶芸一日体験」です。熊本県北の魅力が体感できますョ!

土と向き合い、小代焼の魅力に触れる。

今回は、荒尾を中心に受け継がれている伝統ある陶器「小代焼」を体験できるということで、国道208号線からすぐ見える位置にある、荒尾市の「小岱工芸館」に行ってきました。
今日の講師は、小代瑞穂窯の衛藤秋久先生です。

【小代焼(小岱焼)とは】
小代焼は約400年の歴史ある陶器で、荒尾市を中心に熊本県内に12の窯元があります。寛永9年に豊前から転封された細川忠利が、陶工の源七(牝小路家初代)、八左衛門(葛城家初代)を従え、藩主の命によって焼き物を焼かせたのが小代焼の始まりとされています。平成15年には国指定伝統的工芸品の指定を受けました。小代焼は小岱山で産出される鉄分の多い赤褐色の土を使い、高温で焼き上げられます。独特の釉薬(ゆうやく)は、ワラ灰・木灰・長石が中心で、素朴で自由奔放な流し掛けが特徴の一つだそうです。
釉薬の深い美しさと掛け流し模様

釉薬の深い美しさと掛け流し模様

実用性も高く、暮らしに生きる器としても

実用性も高く、暮らしに生きる器としても

いよいよ陶芸体験!

「陶芸」というと、電動ロクロでクルクルと回しながら作るイメージがあったのですが、それは上級者になってからでないと難しいということで、初心者は手ロクロを使って挑戦!初心者が作りやすいのは、ゆのみ・珈琲カップ・茶碗・お皿なのだそう。今回はオーソドックスなお茶碗に挑戦してみようと思います。
まずは前準備。バケツに水を入れ、スポンジも用意します。コテ、木べらなどの道具も準備。そして1kgの粘土が登場!見た目は小さいけど、けっこうどっしりと重い!これを、作る分だけ小分けし、残りは湿ったタオルで覆って、なるべく空気を押し出して乾燥しないようにとっておきます。

5段目に挑戦中!縄文式土器みたい…

5段目に挑戦中!縄文式土器みたい…

最初に、ロクロの中心に丸い円を高さ1cmくらいになるように手てつぶして、お茶碗の底となる部分を作り、まわりをカットします。ロクロを回しながらサッとカットする先生の軽い手さばきに早速目が釘付け!次に、粘土をひも状にのばし、切り取った円の外側に巻いて、内側・外側と、上から下へと伸ばしながらくっつけていきます。5回ほど繰り返すと、高さが出てきて形になってきました!
先生がやるお手本を見ていると簡単にくっつけているように見えるのですが、やってみると力加減が難しい…滑らかにくっつけているつもりでも、層によって境目が目立って、高く積んでいけばいく程作業しずらくなり困難に。ふぅ…やっと5層まで出来ました!

次に、内側の凸凹を平らにしていきます。あんなに凸凹だったのにロクロを回しながら少し水をつけたコテを滑らせるだけで、みるみるうちに表面が滑らかに!おぉ?!先生の手にかかると魔法にでもかかったかのように土の形が自由自在に変形するのが凄い!仕上げに、水気を含ませたスポンジをあてて、中の表面と縁を丁寧にそっと滑らせます。水を少し加えて回すと、厚みが薄くなって均等になっていい感じに!やっている内に、だんだん感覚が分かってきました。
次にバラつきのある高さを揃えるのに弓という道具を使います。弓を手で固定し、ロクロを回してカット。これまた簡単そうでけっこう難しい!!回転に流されてしまうことも。縁をカットしたら、なめし皮というなめらかい感触の鹿の皮を使って、縁の部分をきれいにしていきます。鹿の皮を触ったのは初めて!戻したばかりの高野豆腐みたいな感触。ここまでくれば、ほぼ前半終了!切り糸で下からザックリと切って、外で1?2時間乾燥させるのだそう。ふぅ?あと少し!

水と木ヘラで滑らかスベスベ!

水と木ヘラで滑らかスベスベ!

キレイにカットできました!

キレイにカットできました!

しばらく乾燥させた後、今度は形を決定づける外側を整える作業を開始!外側の削り方次第で、陶器の形が変わってくるそうなので、まずは頭の中で出来上がりの形をしっかりとイメージ。最初に、ベテランでも難しいとされる切り高台の部分に挑戦!ちょうどお茶碗の底の台の部分で、真ん中をくり抜くという難易度の高い作業なんだとか。切り高台の出来栄えで、商品の価値が決まるほど重要な場所と聞き、ちょっと心配。大丈夫かなぁ?

削りすぎないように慎重に

削りすぎないように慎重に

いつの間にか没頭中…

いつの間にか没頭中…

まず、底の部分を上に配置し、ロクロを回して二重丸を描きます。おぉ?これが底の円になる部分なんだ。そして、円の外側を斜めに削って傾斜をつけていくのですが、つい外円より中をえぐってしまったり…となかなか思うようにならず…。先生を見てると軽やかに出来そうなのに、ロクロを回しながら斜めに均等に削っていくのは本当に難しい!

出来ました?♪

出来ました?♪

さらに難しい真ん中の部分のくり抜きに挑戦!先生の手ほどきを受けながら、中央から外側へとコテを巧みに使い削っていきます。結局はほとんど先生にやってもらいました!これが上手く出来るようになったら一人前なんでしょうね。
あとは、外側のラインをイメージする形に合わせて納得いくまで丁寧に削るのみ。これが、試行錯誤でやっていると終わりが見えなくなり、先生に何度も確認しながら…なんとか完成?!!
人生初めてのオリジナル陶器の完成。焼き上がりが楽しみです。

1ヶ月後

 ↑ちなみにコレは先生の作品!

素焼き?釉薬づけ?本焼きを終え、1ヶ月後ついに出来上がり!世界にひとつしかない私オリジナルのお茶碗が出来ました!これでご飯を食べると最高においしそう♪

初めての陶芸体験でしたが、陶芸の魅力にハマってしまいそうです。土の色・形・釉薬・焼き加減など、どれを取っても奥が深い世界なので、上達するには経験あるのみ!

皆さんも是非、この伝統ある小代焼のオリジナル陶器を作ってみませんか。

教室の室内の様子

教室の室内の様子

素焼きした状態

素焼きした状態

本焼きした生徒さんたちの作品

本焼きした生徒さんたちの作品

お問い合わせ・お申し込み先
小岱工芸館
〒864-0163 荒尾市野原1523(野原八幡宮そば) TEL:0968-68-7400
  • ・開館時間:9:30?21:30
  • ・休館日:月曜日、8月13日?15日、12月29日?1月3日

《10月?2月 定期コース受講のご案内:水曜と土曜の全10回コース》

  1. 【講師】水曜コース…ちひろ窯 前野智博/土曜コース…瑞穂窯 衛藤秋久
  2. 【料金】15,000円(1,500円×10回)
     ※両コース共初回に全額徴収(初めて参加の方のみ小道具セット代:別途1,800円)
  3. 【開講時間】午前10時?午後4時
  4. 【申し込み方法】往復はがき、またはFAX で(1)氏名(2)郵便番号(3)住所(4)電話番号(5)希望コース(6)陶芸経験の有無を記入の上、当館までお送り下さい。来館し、直接申し込みもできます。

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