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菊池の伝統文化を次世代へと伝える情熱 御松囃子御能保存会・舞人、狂言方 田嶌晴雄さん

熊本県北の宝もん バックナンバー

熊本県北が誇れる、こだわりのものづくりや人物を紹介するコーナーです。

御松囃子御能保存会・舞人、狂言方 田嶌晴雄さん

菊池には江戸時代から「御松囃子御能(おんまつばやしおのう)[*1]」の一部として、狂言を演じる人たちがいました。狂言には和泉流と大蔵流がありますが、そのうちの和泉流の狂言が、「御松囃子御能」とともに今日まで継承されてきたのです。

その担い手として「狂言みのる会」を率いるのが、松囃子能の舞人でもある田嶌晴雄さん。「御松囃子御能保存会」の狂言方7名で、保存会とは別に、独立して狂言を守り伝える活動を行っています。「菊池で行われている狂言は、江戸時代の古文書にも記載されているほど由緒あるもので、当時、和泉流の狂言師が菊池の狂言方に授けた免状も残されています」と、田嶌さんは語ります。

長い年月の間に、民俗芸能的な色合いが濃くなってしまっていた菊池の狂言。そこに転機が訪れたのは、昭和60年のことでした。菊池に和泉流の狂言が伝わっていることを知った名古屋市在住の和泉流狂言師、第十二世野村又三郎(のむらまたさぶろう)師が、指導を申し出てくれたのです。「江戸時代、狂言方に教え、その免状を出されていたのは、又三郎師のご先祖だったんです。師は菊池との縁に感激され、私たちを指導して下さることになりました」。

御松囃子御能保存会・舞人、狂言方 田嶌晴雄さん

「狂言みのる会」という名前は、前の「御松囃子御能」の舞人で狂言方でもあった、田嶌さんの祖父、故・田嶌實師の名前に由来しています。菊池の能と狂言を担う中心的な存在だった祖父から、直接指導を受けた田嶌さん。9歳で初舞台を踏み、いつしか、祖父の後継者としての自覚を深めていきました。

その祖父がこの世を去ると、すぐに野村又三郎師は菊池を訪れ、以来、年3回のペースで通っては、ボランティア精神で田嶌さんたちを指導してくれたといいます。「土日を使っての稽古でしたね。まず六儀(台本)を読み、口伝で教えていただいたセリフを次回までに暗記します。そして、次は部分立ち稽古、秋に向けて全体通しをする、という流れです」。こうしてブラッシュアップされていった菊池の狂言。その献身的で熱心な指導は、今年5月に又三郎を襲名して第十四世となった師の子息にも引き継がれ、今日にいたっています。

現在、菊池北小学校をはじめ、県内の学校で狂言鑑賞会を開催したり、県民文化祭、熊本県下の薪能などにも数多く参加しながら…
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